正常値だった血圧が突然上昇。受診が必要?

1年前の健康診断で脂質異常症を指摘され、食事や運動など、生活習慣には気をつけるようにしています。ところが、これまでは正常値だった血圧が突然上昇してしまいました。すぐに受診したほうがよいでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
高血圧の診断基準は、家庭で測定する場合、収縮期血圧135mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上とされています。基準を超えてしまった場合、まずは生活習慣の見直しを行い、それでもなかなか下がらない場合は受診が必要です。
なお、収縮期血圧165mmHg以上、拡張期血圧100mmHg以上(両方、あるいはいずれかの血圧が高い状態も含む)が続く場合や、頭痛などを伴う場合は早めに受診することをおすすめします。
生活習慣を見直しても高血圧が続く場合は薬物療法を行いますが、年齢、高血圧の重症度、合併症の有無などを考慮し、薬物療法が必要かどうかは医師が判断します。
ご相談者の場合、脂質異常症の既往があるとのこと。脂質異常症の合併症には高血圧がありますので、今回の血圧上昇につながっている可能性もあります。
血圧が下がらない状況が続く場合、かかりつけ医か循環器内科を受診して相談されることをおすすめします。
血圧を上昇させる要因には一般に以下のようなことがあり、極力避けることが望ましいといわれます。
●温度差(暖かい室内と寒い屋外で温度差が大きい)
●疲れや寝不足
●熱い湯(42℃以上)での入浴
●いきむ(排便時や息を詰める運動など)
●喫煙や飲酒
●塩分の過剰摂取や野菜の不足
そのほか、緊張(仕事中や車両運転など)、興奮(スポーツ観戦など)、怒りなどの精神的な要素で血圧が上昇する場合もあります。


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