IgG4関連疾患のステロイド治療で注意することは?

2025/05/12
父親が「IgG4関連疾患」と診断され、ステロイドで治療しています。ステロイド薬を使用する上での注意点を教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
IgG4関連疾患は、全身のいろいろな臓器が腫れたり、硬くなったりする原因不明の疾患で、厚生労働省の指定難病となっています。治療はステロイド薬が有効とされています。
ステロイド薬の内服による副作用の一つに、免疫力の低下があります。十分な休息が取れずに疲労が溜まってしまうと、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。免疫力を低下させないためには、規則正しい生活をおくることが大切です。栄養バランスのよい食事、適度な運動、十分な休養と睡眠をとり、ストレスを溜めないように過ごすとよいでしょう。
感染予防対策として、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどを行うことも大切です。
また、ステロイド薬の内服による副作用で、白内障を発症する場合があります。白内障とは、目のなかでレンズの役割をする水晶体が濁って光が通りにくくなり、視力が低下する病気です。強い紫外線は、白内障の発症要因になることがわかっています。紫外線の強い時期はサングラスや帽子を着用し、日光から目を守ることをおすすめします。
なお、薬についての詳しい情報は、主治医や薬剤師へ相談されるようおすすめします。また、お父様の体調に変化が見られた場合は、早めに主治医に相談するとよいでしょう。


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