PSAが上昇。前立腺がんが再発したときの治療とは

男性/60代
2025/05/03

5年ほど前に前立腺がんの手術をしてから定期的に検査を受けています。現在、わずかにPSA値が上昇しているのですが、再発したときの治療について教えてください。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

一般的に、前立腺がんの再発は、PSA(前立腺特異抗原)の上昇から発見することが多く、再発した場合の治療法は、前にどのような治療を受けたか、根治治療前のがんの悪性度や病期、PSA値の上昇速度などにより検討されます。また、年齢や状態によっては、経過観察する場合があります。痛みなどの症状があるときは、症状を和らげる治療も行います。


前の治療が手術のみの場合、一般的に、PSAが0.2ng/mLを超えて持続的に上昇すると、再発の疑いがあると考えられ、治療としては、放射線治療や内分泌療法(ホルモン療法)が検討されます。放射線治療は、PSA値0.5ng/mL未満の段階で開始することがすすめられているようです。


治療方針は、標準治療やエビデンス(科学的根拠)の高い治療を、がんの状態やからだの状態、本人や家族の希望などを考慮して、 主治医とともに決めていくことが一般的です。病状は人によってかなり異なるため、標準治療やエビデンス、治療のガイドラインがある場合でも、何を選択するかは非常に難しい選択です。また、患者さんがどのように生きたいか、がんと向き合いたいのかも治療法の選定には重要な要素となります。


Xで送る
LINEで送る
Facebookで送る
URLをコピー
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。