Question

新型コロナのワクチンは年に1回の接種で済む?

新型コロナウイルスのワクチン接種は、年に1回の接種で済みますか?

男性/60代

2025/02/21

Answer

新型コロナのワクチン接種により、重症化予防はもとより、発症予防効果の向上が期待できますが、その効果は時間の経過とともに低下します。どれくらいの間隔で接種すべきかは、明確ではありませんが、新型コロナウイルス感染症は年に2回流行しますので、米国では65歳以上の方や免疫不全のある方は年に2回接種が推奨されています。

日本では、新型コロナワクチンは定期接種B類疾病(※)としてインフルエンザワクチンと同様の扱いになっています。2024年10月から2025年2月のシーズンでは、対象者には1回の接種が公費補助されます(実際の費用は市町村により異なります)。対象者は65歳以上の高齢者および60~64歳で重症化リスクの高い人(心臓や腎臓、呼吸器機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限される人や、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な人)です。

それ以外の方は任意接種として、自費で随時接種可能です。今後も公費補助が行われるかどうかは、毎年検討される予定です。

※個人の発病またはその重症化を防止し、あわせてこれによりそのまん延の予防に資することを目的としたもの


回答者

横浜市立大学附属病院感染制御部 部長

加藤英明

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