首から肩の痛みが続くのは頸椎の椎間板ヘルニアか…

頸椎椎間板ヘルニアは、頸の部分の椎間板の組織がこわれて脊髄や神経根が圧迫されることによって、片側の肩や手の特定の領域に激しい痛みや放散痛が現れます。しびれを伴うこともあります。

また、しびれが両手に現れたり、両手を使って行う細かい動作（巧緻運動：箸を使う・ボタンをかける・ページをめくるなど）が徐々にできにくくなったり、両足が足先から段々としびれてきたり、歩行がなんとなく不自由になるなどの症状がみられることもあります。

首の痛みや手指の違和感・しびれ、強い肩こりなど、気になる症状が続くような場合は、整形外科を受診することをおすすめします。

頸椎椎間板ヘルニアは、多くの場合、積極的な治療を行わなくても、2～3週間で症状が軽快し始めます。症状が強い場合は、安静にすることや鎮痛薬などを使った治療で改善していきますが、症状が進行し、改善がみられない場合の多くは、手術をすすめられるようです。

どのような治療の選択肢があるのか、今後の見通し、改善するための生活面の留意点を含め、自身の症状に合った方法を主治医とよく相談されることをおすすめします。