Question

指定難病の下垂体前葉機能低下症を発症しやすい人は?

指定難病の「下垂体前葉機能低下症」という病気が気になっています。どんな人に発症するのでしょうか?

女性/50代

2025/02/04

Answer

下垂体前葉機能低下症」の多くは、ほかの病気が原因となって起こります。

年齢分布では、男女とも60歳前後の発症頻度が最も高くなっています。


下垂体あるいは視床下部に腫瘍(巨大腺腫、嚢胞)や炎症(下垂体炎、IgG4関連疾患、サルコイドーシスなど)が生じると、結果的に下垂体前葉ホルモンの分泌低下が起こり、おもに下垂体ホルモンの影響を受ける臓器から分泌されるホルモンが欠乏して、症状が現れます。また、脳の手術や放射線治療、薬剤から引き起こされるものもあります。

原因疾患のない「特発性」と呼ばれるものでは、特定の遺伝子異常が考えられています。


回答者

医療法人青泉会下北沢病院 糖尿病センター長

富田 益臣

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