インフルエンザのA型とB型は何が違う?

2025/01/10
インフルエンザにはA型とB型があるといいますが、どう違うのでしょうか? ワクチンはどちらの型なのですか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の3つの種類があります。このうち、抗原性を少しずつ変化させながら例年秋から冬に流行するのが、季節性インフルエンザのA型とB型です。
A型インフルエンザにはさまざまな型があることが知られています。「亜型」と呼ばれるその数は144種類にも上り、同じシーズン中に複数の種類のウイルスが出現することもあります。一方、B型のウイルスは2系統のみで、A型ほどの多様性はないとされています。
A型とB型ではウイルスの種類が違うため、A型インフルエンザにかかって抗体を獲得してもB型インフルエンザには免疫が働きません。また、違う種類のウイルスが同時期に流行する可能性もないとはいえません。そのため、1シーズンでA型とB型にかかったり、A型に複数回かかったりしてしまうのです。
ワクチンはそのシーズンに流行するウイルスのタイプを予測して、A型とB型の両方に効果があるようにつくられています。通常、ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種の2週間後から約5カ月程度と言われています。


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