子どもが大人用の頭痛薬を誤飲してしまった

イブプロフェンを誤飲した際の主な症状には、吐き気・嘔吐、腹痛、眠気などがあります。症状は一般的に、誤飲後2時間以内に出てくることが多く、症状がみられた場合は、すぐに受診する必要があります。

誤飲して2時間以上が無症状で経過した場合や、誤飲した量が少量の場合は、家庭で様子をみるので大丈夫でしょう。目安として、体重1kg当たり100mL以下であれば、中毒を起こすリスクは低いと考えられます。イブプロフェンを成分とする市販薬は、それぞれ含有量が異なるようですので、薬の箱や添付文書を確認してください。

なお、家庭などで誤飲事故が発生した場合に電話で情報提供をしている、「中毒110番」という相談窓口があります。こちらを利用するのもいいでしょう。