新しい上司が来てから何となく体調不良

人間にとって、環境の変化はそれ自体がストレスになります。上司が変わったこと、それに伴って仕事のしかたが変わったことで、それまでよりも神経を使い、疲れがたまっているのかもしれませんね。そんななかでもがんばっている自分自身をねぎらいつつ、なるべく体を休めるように意識してください。

会社に行くのも気が重いということですが、あなたがストレスとして自覚していることは何かありますか。新しい上司が来たこと、仕事のしかたが変わったこと、1カ月ほど忙しかったこと以外に、思い当たるものはありますか。例えば、上司とうまが合わない、新しい仕事のしかたに慣れない、以前のしかたのほうが効率的だったと思っている、上司より自分のほうが業務に詳しいので困ったときに上司からアドバイスが得られないといった状況はありませんか。

体調がよくないのは体からの大切なメッセージですから、一度立ち止まって、自分がどのように感じ、どうしたいと思っているのか、きちんと振り返る時間を取りましょう。その結果、場合によっては、上司と話し合う必要も出てくるかもしれません。

また、食欲不振、咳、倦怠感などの症状が出てから病院には行きましたか。職場での変化がストレスとなって体調不良につながっている可能性もありますが、体の病気などが原因で症状が出ている可能性も否定できませんので、一度かかりつけの内科などを受診することをおすすめします。医師の診察を受けることで、体の状態を客観的に知ることができ、安心感にもつながると思います。

そして、睡眠は十分に取れていますか。もし、寝つきが悪い、途中で何度も目が覚める、早朝に目が覚めるといった不眠の症状が2週間以上続いている場合も、医療機関を受診したほうがいいでしょう。かかりつけの内科などで併せて相談してもいいですし、内科で体には異常がないとの診断がされた場合は、心療内科やメンタルクリニックの受診も検討してみてください。

もし、医療機関の受診に迷いや抵抗があるようでしたら、職場の保健師や産業医などの産業保健スタッフに相談してはいかがでしょうか。業務や上司との関係で悩んでいることがあれば、それも併せて、あなたの心身の状態についての相談に乗ってもらえることと思います。