アトピー性皮膚炎の症状が安定せず、ストレスに…

アトピー性皮膚炎は、慢性的に経過する皮膚炎ですが、一般的に、適切な治療を続けコントロールすることで寛解状態が期待できると言われています。治療において大切なのは、最小限の薬を使い、効果的に、かつ副作用を招かないように、なるべく早く症状を抑えることです。さらに、皮膚炎を引き起こさないように日常生活で注意を払い、上手にコントロールすることも重要です。治療におけるポイントは、①原因・悪化因子の除去と対策②スキンケア③薬物療法の3点です。

悪化要因はハウスダストなどの環境因子やストレスなど、さまざまです。どのようなときに悪化するのかを把握し、原因とわかるものは最大限取り除きます。

スキンケアとしては、保湿を心がけ、入浴後はなるべく早くケアをするとよいでしょう。

薬は有効性が確認されているものとしてステロイドなどがあります。炎症が強い場合は必要な量をしっかり使って炎症を抑え、状態によって使い分けながら、適切な回数と量を調節します。

アトピー性皮膚炎の治療は、主治医と相談しながらすすめていくことが大切です。何が悪化要因となっているのか、それに対してどのような対策をしていくのか、スキンケアや薬物治療の方法など、具体的に主治医と相談されるとよいでしょう。

また、アトピー性皮膚炎の悪化の因子として、ストレスや過労があります。ストレスや過労をためすぎないよう、上手に気分転換をしたり、十分な休養をとることも大切です。