かぜと診断されたが頭痛が続き心配
頭痛がひどく、高熱やのどが痛いなどの症状もあり、内科を受診。かぜによる頭痛との診断でしたが、4日たっても治らず、別の病気ではないかと心配になってきました。再受診するべきでしょうか?
男性/40代
2024/10/27
通常、かぜ(かぜ症候群)に伴う頭痛は、一時的なものとされます。この場合の頭痛は、頭全体に感じられ、鈍い、うずくような痛みであり、はじめは後頭部に強く、からだを動かしたときや、1日のうちでは午後から夕方にかけて症状が強くなることが多いようです。
かぜのほとんどは、ウイルスが原因です。ウイルス自体を退治する治療法は、インフルエンザなどごく一部を除き、現在の医学ではまだありません。このため、高熱が続き、関節痛、筋肉痛などの強い全身症状、水分や食事がとれないなどの場合には、医師の診察を受け、症状をやわらげる治療を受けるとよいとされます。
しかし、かぜは、ほとんどの場合、からだの免疫力によって、安静にすることで回復することが可能です。通常のかぜであれば、症状が強い時期はあるものの、時間とともに症状は軽くなり、回復していきます。
ご相談者の場合、高熱やのどの痛みなど、かぜによるからだの反応が強く、症状も強くあらわれていることが推測されます。
発熱時などは、頭痛を伴うことが通常で、症状が出る期間には個人差があります。このため、かぜ発症から1週間以内の、ほかの症状と一緒に起きた頭痛であれば、かぜに伴う一つの症状として治療および経過をみていくことは、医師として通常の判断だと思われます。
かぜの一般的な経過であれば、1~2週間程度で症状は軽快します。
頭痛の症状が続く、または強くなるようであれば、前回受診された内科医師へ、症状の経過とともに、心配されていること、その背景を相談されてはいかがでしょうか。その際、頭痛の専門である脳神経外科や神経内科を受診する必要性についても、主治医と検討されると安心でしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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