中学生でも帯状疱疹を発症する？

一般的に皮膚に現れる変化は「発疹」と呼ばれ、その種類や原因はさまざまです。痛みを伴う赤い発疹の場合は、帯状疱疹が原因となっている可能性も考えられますので、帯状疱疹についての一般的な情報をお知らせします。

帯状疱疹は子どものときに感染する水痘・帯状疱疹ウイルス（水ぼうそうの原因ウイルス）が原因で発症します。最初の感染時は水痘（水ぼうそう）として発症しますが、ウイルスはその後も体内にひそみ、疲労やストレスによる免疫低下が起こると再活性化して帯状疱疹を発症します。通常、ウイルスがひそんでいた左右どちらかの神経に沿って、帯状に痛みを伴う赤い斑点や水ぶくれなどが生じます。

帯状疱疹が重症化すると帯状疱疹後神経痛になりやすく、痛みが長期間続くこともあるので、重症化予防のためにも早期に治療を始めるのがよいといわれています。一般的には50歳以上で発症率が高くなるといわれていますが、小中学生でかかるケースもありますので、お早めに皮膚科、もしくは内科・小児科へ受診することをおすすめいたします。

帯状疱疹についての情報をお知らせしましたが、帯状疱疹ではないとしても、痛みが出ている状況から、何かしらの原因により強い炎症が起きている可能性もありますので、医師の診察を受けられたほうがよいでしょう。