マイコプラズマ肺炎は大人もかかりますか？

長く続く、しつこい乾いた咳が特徴のマイコプラズマ肺炎は、若年層に多くみられ、1～14歳の患者さんが全体の6～8割を占めますが、大人でもかかります。一般には若年層のほうが軽症であることが多く、大人のほうが症状がつらいとも言われていますが、症状の出方には個人差があり、子ども・大人にかかわらず、肺炎になったり、重症化したりすることもあります。そのため、周囲の流行状況や長引く咳などの気になる症状があるときには、早めに受診をして、適切に診断・治療を受けるようにしましょう。

子どもがマイコプラズマ感染症にかかった場合は、学校保健安全法において第3種感染症（その他の感染症）に指定されていますので、医師の判断により他者への感染の心配がなくなるまで学校等を休むことになります。

大人の場合には、出勤停止期間などの決まりはありませんが、職場内での感染拡大を考慮し、医師や職場と相談の上、症状に合わせて、必要な休養をしっかりとることをおすすめいたします。