職場で涙が止まらなくなる
ストレスがたまっているのか、職場で涙が出っ放しになり止められなくなりました。ほかにも、独り言で「疲れた」と大きな声で言ってしまったり、職場で同僚に怒鳴ってしまったりと、自分の不安定な心の状態が心配です。
女性/30代
2023/10/28
職場で涙が止まらなくなったとのこと。さぞ驚かれたことでしょう。また職場で同僚に怒鳴ってしまったりすることもあるということで、周囲の人や仕事への影響なども気になって、よりいっそうおつらいのではないかと思います。
ご自身でもストレスや気持ちの不安定さなど、これまでの自分との違いを感じているのですね。何かきっかけとなるような出来事に心当たりはありますか。とくに思い当たる出来事がなければ、少しずつたまっていったストレスがあふれてしまったということもあるかもしれません。
私たちは気持ちや心の休養が必要です。仕事をパッと忘れて、自分にとって楽しいことやほっとできることをして過ごしたり、穏やかで緩やかな気持ちになれる時間、考えすぎずに過ごす時間をもつことが生活していくうえで欠かせない「心の栄養」なのです。
とくに今のようにストレスがたまっているかもしれないと感じるときは、意識して「心の栄養」をとる必要があります。心とからだは一心同体なので「心の栄養」が実際のからだの休養を意味することもあります。早めにからだの休養をとることができれば回復しやすく、不調が長引いたり、より悪くなったりせずに済むこともあります。一番よい栄養補給の方法は「質のよい睡眠」をとることです。ぐっすり眠るということですね。もし可能なら、1日仕事を休んでみて、どの程度気分が回復するか試してみるのも1つです。
ただ、いくらからだを休めても心が休まらない場合もあります。心が休まらない状態が続くと、自分のことが正しく見えなくなり、休養が必要なことに気がつけないまま心身を酷使するような状況に陥ってしまいかねません。食欲が落ちていたり、睡眠が十分にとれていないように感じる、からだを休めても気持ちが回復しないなどの状況が続くときは、専門医に診ていただくようにしてください。
自分がどのような状態で、どの程度の休養が必要なのか、回復のために何がができそうか、診察を受けることで医師からの助言を得たり、自分自身でも客観的にみることができると思います。
また、少し落ち着いて自分や周りの様子がみえるようになったら、今後のためにも自分の気持ちやストレスの原因を整理してみてはいかがでしょうか。自身で取り組んでみるのもよいし、カウンセリングを利用するのもよいと思います。整理した結果、何か対処方法を見い出すことで、似たような状況に陥ることを防ぐことができるかもしれません。
いつもの自分でいられるように、自身を大切にして早めのケアを心がけてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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