Question

機能性ディスペプシアの薬はいつまで服用する?

1カ月くらい前から胃の不快感と吐き気が続いていたため、病院を受診しました。超音波検査や胃の内視鏡検査などを受けましたが、特に問題は見つからず、機能性ディスペプシアと診断され、現在服薬治療を続けています。

波はあるものの症状は比較的落ち着いていますが、長期的に服薬することに不安を感じています。このままずっと薬を飲み続けないといけないのでしょうか。


男性/20代

2024/08/09

Answer

胃の痛みや不快感などの症状があるにもかかわらず、内視鏡検査などの検査を行っても何ら異常が見つからない場合に、機能性ディスペプシアと診断されることがあります。

機能性ディスペプシアは、ストレスなどによる胃の運動低下が主な原因で起こるといわれています。特徴としては、主に胃に関する多様な症状があり、症状の性質や内容、数や程度が時に変化し、一定せず波があることです。

多く訴えられる症状は、胃のもたれ、重苦しさ、膨満感、胸やけ、げっぷ、呑酸、吐き気、嘔吐、腹痛、食道のつかえなどです。治療は内服薬を服用することで、症状の改善を図ります。治療薬の選択は医師が行い、漢方薬が使用されることもあります。


処方薬の長期服用が心配とのことですが、通常は主治医が、内服後、一定の間隔で処方薬の効果や副作用などの評価を行い、今後の処方を検討します。内服によって症状がどのように変化したか(改善した、変わらない、悪化したなど)を主治医に伝え、今後の服薬期間についても、よく相談しながら治療を進めるとよいでしょう。


また、この病気は、症状が変化する特徴があるため、症状があるときとないときに応じて、食事などの生活面の注意や、処方薬の対処方法などについて、主治医に確認しておくとよいと思います。


一般的には、胃が痛い、胸やけなどの症状があるときは、からいものや脂っこいものは控えましょう。また、胃がもたれる場合には胃の蠕動運動を刺激するため、少し濃い味のものを食べたり、アルコールを少量、食前酒として飲んだりすることもあります。いずれにしても、症状が出た際の対処方法については主治医と相談しておくとよいかと思います。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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