Question

空気が読めない性格を直したい

空気を読むのがあまり得意ではなく、周りの人を怒らせてしまったり、嫌われてしまったりします。恋人と別れた友人から相談を受けたときは、不必要に別れた理由を聞いてしまったり、職場で余計なことを言わなくてよい場面でつい人の意見を否定してしまったりと、たびたびトラブルに。どうしたら空気を読むことができるのでしょうか?

女性/20代

2023/10/13

Answer

相手を怒らせたり、嫌われてしまったと感じるようなやりとりを経験され、どうしたら「空気を読む」ことができるのかと悩んでおられるのですね。

そもそも「空気を読む」とはどういうことか考えてみましょう。この場合の「空気」とは相手との空間、場の雰囲気ともいえますね。それを「読む」ならば、雰囲気を察する、相手の気持ちを推し量る、相手が言ってほしい、してほしいと思っていそうなことを推測するといったことでしょうか。ふだん何気なく使っていますが、こうやって考えてみると、なかなかたやすいことではなさそうです。


相手の気持ちを推し量るにはどうしたらよいでしょうか。直接言葉で気持ちが語られることもありますが、表情や声の大きさに表れていることもありますね。相手の表情や声のトーンなどを観察してみるとよさそうです。正解でなくてもよいので、相手が今どんな気持ちでいるか、そして余裕があれば、もし自分だったらどうだろうと想像してみましょう。


それから、つい言ってしまう時の、自分の気持ちを思い出してみてください。「相手のためによかれと思って」「相手が間違っていることを正したい」「このまま聞いていられない」など、早く伝えなければと気が急いているのではないでしょうか。相手の気持ちを推察しながら対応することで、自分の気持ちを優先して「つい」言ってしまうことに、少しブレーキをかけられるかもしれません。

また、お気づきのように、自分の気持ちや考えを伝えるタイミングと言葉を選ぶことがとても大切です。タイミングと言葉によっては大きな誤解を招き、相手のことを思って伝えたのにそうは受け取ってもらえない場合もあるかもしれません。


しかし、相手の気持ちを推し量ってばかりでは、会話が苦痛になってしまいそうですよね。このように観察しながら会話をするのは、何となくぎこちなく、自分が自然体ではないと感じて疲れてしまうかもしれません。無理はせず、できそうな時に、できそうなことから試してみてください。

寸分違わず、空気を読まなければならないということは決してありません。うまくいってもいかなくても、相手の様子と自分の気持ちを振り返りつつ、また次の機会に生かせればよいのです。1人で考えてもわからないときは、誰かに聞いてもらってもよいと思います。相手と自分、双方の気持ちを大切にしながら、ご自身のペースで少しずつ試していってみてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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