Question
5mmほどの大腸ポリープ。切除手術か経過観察か
大腸に5mmくらいのポリープが見つかりました。検査をして、がんではなかったものの、医師から切除手術と経過観察のどちらかを選択するように言われ悩んでいます。どんな観点で考えればいいのか、アドバイスをお願いします。
男性/60代
2024/08/01
Answer
大腸ポリープは、大きく「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」に分けられます。腫瘍性ポリープの「腺腫」の一部はがん化の可能性があり、非腫瘍性ポリープには過形成性ポリープ、炎症性ポリープなどの種類があります。
ポリープは、大きいほどがんになりやすい傾向にあることがわかっていますが、がん化には通常10年以上かかると考えられています。このことから一般的に、5mm以下のポリープは経過観察をするのが主流です。
まれに5mm以下であっても、微小がんの可能性はありますが、表面の赤みやびらん、陥没の有無で通常は診断がつく場合がほとんどです。
経過をみる際は、前回の検査結果から、次の検査時期の判断をしてもらうことが必要です。
ポリープの大きさや条件によっては内視鏡による切除が可能ですが、内視鏡検査自体の苦痛はもちろん、組織切除部位の出血の可能性など合併症のリスクもあります。
主治医とご相談になり、全身状態や持病、体力などを踏まえて、経過観察の場合のメリットとデメリット、切除術を選択した場合のメリットとデメリットを再度確認してみてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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大腸がん
ポリープ
経過観察
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