Question

離れて暮らす、認知症疑いの親

1年ほど前から、離れて暮らす父親に認知症のような症状が現れ始めました。本人も物忘れが多いことを気にしていますが、認めたくないのか、受診をすすめても頑として受け付けません。同居している母親の負担が重くなってきているのも心配です。一緒に暮らしていないため、できることは限られているのですが、何かできることはありますか?

男性/50代

2024/06/18

Answer

離れて暮らすお父様に認知症のような症状があるとのこと、さぞご心配とお察しします。

このような場合、まずはご両親の居住地(市町村)にある地域包括支援センターや介護保険担当課に、電話で相談することをおすすめします。

地域包括支援センターでは、高齢者の各種相談に幅広く総合的に対応しています。認知症やからだの機能の低下した高齢者、およびその家族が受けられるサービス・制度や、高齢者への対応の仕方など、さまざまなことがらを相談することができます。ぜひ利用してみてください。


お父様はすでに要支援/要介護認定を受けていらっしゃるでしょうか。介護保険サービスを利用するには、認定を受ける必要があります。その申請の仕方についても地域包括支援センターで相談するといいでしょう。

申請には医師の意見書(主治医意見書)が必要なため、医療機関への受診が必須になります。

お父様は受診を拒んでいらっしゃるとのこと。受診はご本人の気持ちがないとなかなか難しいものです。その場合、これまで診てもらっていたかかりつけ医で、家族だけの受診という形で相談することはいかがでしょうか。

ご本人の受診の際には、「認知症だから診てもらおう」と誘うのではなく、「健康診断に行こう」や「(ほかの家族の)受診に付き合って」など、誘導方法を工夫してみてはいかがでしょうか。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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