子宮頸がんの9価ワクチンの追加接種について
子宮頸がんの9価ワクチンの公費接種が2023年4月から始まっていますが、2価ワクチンを接種完了している場合でも、9価ワクチンを打つことはできますか?
女性/20代
2024/05/27
現在(2024年5月)、定期接種として公費で受けられるHPVワクチンは、2価ワクチン、4価ワクチン、9価ワクチンの3種類があります。9価ワクチンについては2023年4月から公費対象になったばかりです。また、1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性で、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢の期間に接種を逃した方も2025年3月まで、公費で9価ワクチンを受けられるようになっています(キャッチアップ接種)。
すでに2価または4価で規定の3回接種が完了している場合、世界保健機関(WHO)は9価ワクチンの追加接種を推奨していません。これは、2価、4価ワクチンでも、子宮頸がんにもっとも関与の強いHPV16/18型の感染予防に効果があること、また異なる種類のワクチンを接種した場合の有効性と安全性について、まだデータが限られているからです。原則として同種類のワクチン接種がすすめられていますが、2価または4価を1~2回接種した段階で9価に変更を希望する場合は、医師と相談のうえ、残りの接種を定期接種として9価ワクチンとすることも可能です。
また、2価、4価ワクチンで3回接種を完了した方が、さらに9価ワクチンを追加で接種することはできますが、定期接種の対象にはなりません。接種する場合の費用は全額自己負担となります。
※2024年5月15日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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