Question

子宮筋腫の手術をすすめられたが受けたくない

子宮筋腫(粘膜下筋腫)があり、大きさは5㎝程です。医師からは手術をすすめられましたが、できれば手術は受けたくありません。手術が必要なのはどのような場合でしょうか?

女性/30代

2024/05/30

Answer

子宮筋腫のひとつ、粘膜下筋腫は、子宮の内側に突き出すような筋腫で、子宮の入り口付近にできることが多く、人によっては、過多月経(出血)や、月経期間の延長、それに伴う貧血、月経困難症になる場合もあります。5cm程というのは、それほど大きいとは思いませんが、上記のような症状を伴ったり、妊娠の希望の有無などにより、手術の適応となるケースもあると思われます。生活に支障をきたすような症状でなければ、経過をみるという選択肢もあり得ます。よく主治医と相談なさることをおすすめいたします。


治療を行う場合は、子宮を全部摘出する方法(開腹手術または腹腔鏡下手術があります)と、子宮鏡を用いて子宮の入り口から粘膜下筋腫を削り取る方法があります。

また、将来的に卵巣がんのリスクを下げるために卵巣を摘出するという選択肢もあります。


閉経を迎えると子宮筋腫が縮小すると言われていますが、小さくなる可能性があるものの、劇的によくなるということではありません。したがって、経過を診ていく必要性はあります。

一般的に、小さくても貧血や痛みなどの症状が出る場合、筋腫がグレープフルーツ大になったときや、悪性との鑑別がつかないときなどは、手術がすすめられています。

主治医に相談される際には、「手術以外の選択肢はあるのか」、「手術を受ける場合にはどのような治療方法があるのか」、「手術を受けた場合のメリットおよびリスクはどのようなことがあるのか」など、疑問や不安について確認されるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /

関連するキーワード

卵巣がん
子宮筋腫

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。