骨粗鬆症の処方薬の副作用は?
骨粗鬆症の予防としてバゼドキシフェン酢酸塩の薬を服用していますが、この薬の副作用はありますか? 骨密度検査の結果は、薬を飲み始めた1年前とほぼ同じなので、効果が出ているのかどうかがわからずにいます。
女性/60代
2024/05/10
ご相談者が骨粗鬆症予防で服用されているバゼドキシフェン酢酸塩の薬は、閉経後、女性ホルモンの分泌低下によってバランスを崩した骨の代謝を正常に近づける作用があり、骨量の低下を改善して、骨折の危険性を減らす効果があります。
この薬は、自己判断で使服用を中止したり量の加減をすると、からだの状態に影響を与えることがあるので、主治医の指示に従って服用する必要があります。通常、主治医は検査結果などを基に薬の効果を評価し、今後も継続するかどうかを検討します。
この薬の副作用や主な自覚症状は以下のとおりです。副作用はごく一部の方にみられる症状です。
副作用は、いくつかの症状が同じような時期に現れることが多く、例えば足の痛みやむくみ(片方のふくらはぎが赤く腫れる、ふくらはぎを押すと痛むなど)が起こるような静脈血栓塞栓症、急に息苦しく感じる、息切れ、胸の痛み、急な視力の低下などがまれにみられます。
このような自覚症状がある場合は、すぐに主治医や薬剤師への相談が必要です。
そのほかの副作用としては、発疹、じんましん、ほてり、腹痛、口内乾燥、貧血、肝機能異常(ALT・AST上昇)、関節痛、耳鳴などがあげられています。
ご相談者は1年ほど服用され、初回の骨密度検査の結果と比べ、数値的な変化は見られないとのことですので、主治医と再度相談されることをおすすめします。薬の服用によって数値が保たれている可能性も考えられます。
また、副作用について心配があれば、一緒に相談するのがよいでしょう。そのうえで、ご相談者の希望と主治医の治療方針を照らし合わせ、治療方法を決めていかれるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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