めまいや頻脈など原因不明の体調不良

ここ何年か、めまいをはじめ、手足の冷感や目のかすみ、頻脈や頻尿、のどの渇きといった症状があり、いくつかの医療機関にかかりましたが、いまだに原因がわからず体調も戻りません。考えられる病気はありますか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
複数の医療機関を受診したものの、さまざまな症状が改善せず、お困りとのこと。多様な症状から考えられるものとして、今回はおもに自律神経失調症とアルドステロン症についてお伝えいたします。
自律神経の失調は、ストレスや生活習慣、体質、環境変化などの原因が複雑にからみ合って起きるといわれます。症状は、不眠、疲れがとれない、頭痛、動悸や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど多岐にわたります。情緒不安定、イライラや不安感など心理的な症状がでることもあります。 治療法は、生活習慣の改善とともに薬剤による対症療法や、睡眠の周期を整える行動療法などがあります。
アルドステロン症は、副腎皮質からホルモンの一種であるアルドステロンが過剰に分泌されることで血圧が高くなったり、血中のカリウム濃度が異常に低くなり、バランスが崩れたりします。
また、ホルモン異常による症状には、ほかにも男性の更年期障害(LOH症候群)と呼ばれるテストステロン減少症などもあります。やはり、疲れやすさやめまいなど、さまざまな全身症状が現れます。
治療法は、いずれも原因に応じた薬物療法です。一般的には、まず内科や内分泌科、または総合診療科のある医療機関で主要な検査を受け、必要な専門科に紹介していただくことをおすすめします。自律神経やホルモンからくる症状であれば、少し時間をかけてじっくりと治療に取り組む必要があるので、すぐに受診先を移さず、経過をみていくとよいでしょう。治療の不安や疑問点は主治医に相談されるとよいでしょう。


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