PMSや生理に伴う症状がつらい
生理の時の貧血症状や腹痛、生理の1週間前くらいから起こる頭痛やだるさといった症状に悩まされています。どうしたら改善できるでしょうか?
女性/30代
2024/04/16
月経(生理)に伴う不快な症状は、多くの女性が経験するものです。月経前症候群(PMS)や月経中の症状への改善するためにはどうしたらよいかとのこと。
PMSは、女性ホルモンの分泌の影響によって月経が始まる前に不快な症状を起こします。この場合、月経周期は正常であり、ホルモンの分泌も卵巣機能の働きも正常なことから、性機能が高く黄体ホルモンが十分に出ていて、それに対する脳の反応性が高すぎるために起こると考えられています。PMSの症状は、身体症状、精神症状を含めて多彩です。症状は月経予定日の1週間前から起こり、月経が開始されると消失していくという経過が多いです。しかし、月経2週間前から症状が始まる場合や、月経が終了するまで症状が続くなど、個人差があります。苦痛の度合いも個人差があるため、軽いケースであれば、心身を休めたり気分転換をするなどして、セルフケアでこの時期をやり過ごしますが、症状が強く日常生活に支障をきたす場合は治療が必要となります。
月経困難症による月経時の痛みの症状は、狭い子宮頸部で月経血を押し出す際の子宮収縮、子宮収縮時に有痛物質が増えること、骨盤内臓器の充血やうっ血、などが原因といわれています。症状としては、下腹部痛や腰痛のほか、頭痛、吐き気、めまいなどもみられます。子宮や卵巣に異常がなくても、心理的な要因が影響していることもよくあります。
月経時の痛みには、月経期間中も不快なく過ごせるよう、鎮痛剤が使われる場合が多いです。これは、痛みを我慢することによって、さらに強い痛みの原因になることがあるからです。
いずれの症状も、受診先は婦人科または産婦人科で、ご相談者の症状に合った治療、生活の工夫などを相談されるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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