Question

骨粗鬆症の検査結果から再受診に

人間ドックの骨粗鬆症の検査で骨代謝マーカーのucOCの異常を指摘され、再受診となりました。すぐに診てもらったほうがよいでしょうか?

女性/50代

2024/04/10

Answer

骨代謝マーカーは骨の新陳代謝を評価するための検査であり、ucOC(低カルボキシル化オステオカルシン)は骨におけるビタミンKの不足状態を判断する項目です。ビタミンKは骨に存在するオステオカルシンを活性化し、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。しかし、ビタミンKが不足している状態ではオステオカルシンは変換されず、低カルボキシル化オステオカルシン(ucOC)として血中に放出され、ucOC が高くなります。


ビタミンKは血液の凝固作用や丈夫な骨の形成に必要な栄養素で、不足すると出血しやすくなったり、骨がもろくなったりする可能性があります。 基準値は4.50ng/mL未満とされており、基準値を超える場合は人間ドック施設からの指摘通り、骨代謝異常の可能性があるため、早めの受診をおすすめします。なお、受診の際は検査結果をお持ちください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

骨粗鬆症
人間ドック

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。