じんましんの治療中。薬を止めると再発する
1カ月以上前にじんましんが出て、処方薬を飲んでいるのですが、症状が治まっても、薬を止めると再発してしまいます。夕方から夜間に症状が出やすいようです。じんましんの原因や予防法を教えてください。
男性/50代
2024/03/27
じんましんには、アレルギー反応によるものと、非アレルギー性のものがあり、おもな原因として、次のようなことが考えられます。
●食品や食品に含まれる添加物。
●薬剤。
●花粉やハウスダストなどの吸入抗原。
●感染症。
●シラミや南京虫など。
●膠原病や血液疾患などの全身性疾患。
●機械的刺激(衣類などの圧迫・ひっかく・こする)、温熱、寒冷、日光、運動などの物理的因子。
●ストレスなどの心因性因子(じんましんを悪化させる要因になる場合も)。
●遺伝。
このように、じんましんはさまざまな原因で起こると考えられています。そのため、原因を突き止めるための検査をしますが、なかなか特定できないのが現状です。じんましんは、原因が特定できれば、その原因を避けることで予防できます。
治療は、原因の除去と、抗ヒスタミン薬の内服が一般的です。
原因のはっきりしないじんましんの場合、原因の除去ができないので数カ月から数年にかけて症状をくり返すことも珍しくありません。薬を使っていれば症状は治まり、薬を止めると症状が出るような場合、症状の有無にかかわらず、長期にわたり薬を飲み続ける治療をすることもあります。経過をみながら症状をコントロールしていくと、少しずつ薬の量を減らすことができ、薬を中止できる場合もあります。症状が出るときの特徴、症状の軽いときや悪いときに思い当たる因子、頻度など、細かな状況を伝えながら、主治医と治療方針を決めていけるとよいですね。
生活面では、疲れやストレスをためすぎないようにして睡眠時間を確保しましょう。夕方から夜に症状が出やすい場合は、疲労や睡眠不足に注意してください。長風呂や熱い風呂、皮膚のこすりすぎは、血管が拡張してじんましんが出やすくなります。症状が出ているときはシャワー程度がよいでしょう。また、動物性たんぱく質の魚や肉類は、新鮮なものをとるようになさってください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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