Question

高齢の父の肺がん再発の治療

高齢の父の肺がんが最近、再発しました。10年ほど前に肺の一部を切除し、その後、再発が見つかり、昨年、放射線治療を行ったところでした。80代後半で持病もあり、体力的にも手術や抗がん剤治療は難しいと思われます。高齢者の肺がんの治療について何らかの可能性があれば教えてください。

女性/60代

2024/03/24

Answer

肺がんの再発での一般的な治療の多くは、抗がん剤治療と緩和療法が中心となります。

再発の場合、手術での根治治療は難しいことが多いようですが、腫瘍の場所、大きさによっては放射線治療を行うこともあります。放射線治療では、がん細胞のダメージとともに、周辺の正常な細胞も多少ともダメージを受けてしまうため、再度同じ場所への放射線治療は困難なことが多いです。

しかし、がんの種類によっては、放射線の線量を加減して再度治療することもあります。個別の状況に応じて総合的に判断されるので、今のお父様の病状や症状、全身状態などを確認しながら、医師と適切な治療を相談されるとよいでしょう。


後期高齢者の場合は、がんの進行は若い人よりも緩慢になり、侵襲性の少ない治療が選ばれることも少なくありません。各都道府県の「がん診療連携拠点病院」では、患者さんやご家族が安心して治療が受けられるようがんに関する情報提供や相談支援をしているので相談されてみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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