花粉症の薬はいつから飲むのがよいか
花粉症の治療薬は、早い段階から飲むのがよいといわれますが、市販薬でも同様ですか? 症状が出る頃なのか出る前なのか、具体的にどのタイミングで飲み始めるのがいいのでしょうか?
女性/40代
2024/02/01
花粉症は現在、日本の国民病といわれるほど、多くの人が悩まされている病気です。花粉症は季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、体の免疫機能が花粉に過剰に反応することで、くしゃみや鼻水・鼻づまり、目のかゆみや充血などのアレルギー症状が現れます。
花粉症の治療薬は、早い段階から飲み始めることで症状の悪化を抑えられることがわかっています。症状が軽いうちは粘膜の炎症も進んでいないため、早く治療を始めるほど、症状の改善が早まることが多いようです。これは市販薬でも同様です。タイミングとしては、症状が出る前から飲み始めるのが望ましく、花粉が飛び始める約7~10日前から服用を始めるのが理想的とされています。しかし、花粉の飛散時期や量を正確に把握するのは難しいものです。少しでも花粉症の症状が現れたら、薬を使い始めるのがよいでしょう。
「花粉症の薬を服用すると眠くなる」という印象が強く、薬の使用に抵抗がある方がいらっしゃるかもしれません。現在は眠気を起こしにくい薬もあり、飲み薬以外にも点鼻薬や点眼薬があります。市販薬を使用する際には、必ず薬局の薬剤師と相談して適切な薬を選び、用法・用量を守って使用するようにしましょう。
市販薬は安全性の視点から、医療機関で処方される薬に比べて有効成分が少なめに配合されています。また、症状の現れ方や程度には個人差があるため、市販薬を使用しても効果が得られていないと感じる方がいるかもしれません。市販薬を使用しても症状が強く、改善がみられない場合や副作用が強い場合は、早めに医療機関を受診し、医師の診察を受けることをお勧めします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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