糖尿病性網膜症のレーザー治療とは?
糖尿病性網膜症のため眼科に通院しています。前回の診察で、特に右目の眼圧が徐々に上昇してきているとのことでした。房水がたまっており、緑内障発作の防止のためにもレーザー治療で房水の抜け穴をつくることをすすめられました。どのような治療でしょうか?
男性/50代
2024/01/05
糖尿病性網膜症のために眼圧が高いときの治療は、点眼薬や内服薬でコントロールするのが基本です。しかし、それだけでは十分な効果が期待できない場合には、房水を流す道を作って眼圧を下げる治療として、レーザー治療や手術療法が行われます。
ご相談者がすすめられたレーザー治療は、短時間で手術が終わり、入院の必要がないことがほとんどで、心身への負担が少ない治療です。レーザー治療を受けたあとで、炎症を抑えるための目薬を点眼し、眼圧が下がっていることが確認できれば経過観察となります。
デメリットとしては、房水を流すための穴を開ける位置にもよりますが、治療後にまぶしさを感じる場合があります。そのほか、目のかすみ、視力低下などが術後に続くことがあります。
個々の状態に応じて手術法や合併症が異なるので、医師とよく相談してみてください。眼圧が30㎜Hgを超えて、そのまま治療をしないでいると、視神経を傷つけて視力を失う危険性が出てきます。ご相談者は現在、特に右目の眼圧が徐々に上昇しているとのことから、点眼薬などを使われていると推測されますが、治療のメリット・デメリットを考えて決められるとよいでしょう。
なお、生活面では、長時間うつむく姿勢を避けます。仕事などでうつむく姿勢が続く場合は、ときどき顔を上げ、深呼吸をするとよいでしょう。また、水分をとりすぎないようにしてカフェイン入りの飲み物などは控えめにします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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