手のこわばりはへバーデン結節? リウマチ?
手の指にこわばるような感覚があり、インターネットで調べると「へバーデン結節」や「ブシャール結節」という病気の症状に似ているようです。これはリウマチとは違うものなのでしょうか? 今のところ痛みはありませんが、受診の目安はありますか?
女性/40代
2023/12/06
ご質問いただいた3つの疾患は、軟骨や骨の破壊が起こることで、痛みや関節の変形が生じる点では症状が似ていますが、それぞれ異なる疾患です。
へバーデン結節は手指の第一関節、ブシャール結節は第二関節に起こる手指の変形性関節症です。症状は関節内にとどまります。
一方、リウマチは、全身のどこの関節でも症状が現れる可能性がありますが、指の第一関節にみられることは滅多にありません。さらに病気が進むと、疲れやすい、脱力感、食欲低下、微熱などの全身症状が現れることもあります。
へバーデン結節、ブシャール結節、リウマチのいずれの疾患も、原因は特定されていません。
へバーデン結節は、手の使いすぎや更年期のホルモンバランスの乱れなどが関連しているのではないかと言われています。
ブシャール結節も、加齢や更年期によるホルモンバランスの乱れと関連があると考えられていますが、手の使い過ぎは関係がないようです。
リウマチについては、遺伝的要因、ウイルス・細菌感染、喫煙、歯周病などが発症や悪化に関与していると考えられています。
ご相談者には、手の指にこわばるような感覚があるとのこと。症状がしばらく続くようであれば、まずはお近くの整形外科を受診し、ご相談をされることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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