Question

背中の痛みが続く

2~3カ月前から右肩甲骨の辺りの痛みが続いています。1カ月ほど前に整形外科でX線検査を受け、異常はありませんでした。リハビリテーションを始めることになり、週2回続けていますが、効果が感じられません。当初は起床時に痛かったのですが、最近は日中も痛みます。デスクワークなので前かがみの姿勢がよくないのかもしれません。時々、胃もたれがあるくらいでほかに症状はありません。このまま整形外科の通院を続けていてよいでしょうか? 何か内科的な病気のサインということはないでしょうか?

女性/50代

2023/11/22

Answer

ご相談者の症状は、ここ1カ月の間に痛む時間が変わるなどの変化があるようなので、再度、現在診てもらっている整形外科を受診し、日中も痛むようになったこと、リハビリテーションの効果がみられないこと、デスクワークが中心で姿勢に問題があるかもしれないことなどを話し、今後の治療について相談することをおすすめします。


整形外科的な痛みでは、痛む部分を指などで押すと痛む(圧痛)、からだを動かしたときに痛みが強くなるなどの特徴があります。運動で筋肉を痛めた場合は、程度にもよりますが、回復に時間がかかることもあるため、リハビリを受けているにもかかわらず症状が続いた、あるいは悪化したことが背景にあるのかもしれません。

一般的に、動かしたときの痛みは、安静で徐々に痛みが軽くなります。痛みがある程度落ち着いたら、痛みの部分を蒸しタオルなどで温めたり、入浴でからだを温めてからゆっくり背中を動かすようにすると、より痛みは和らぎます。背中に突っ張った感じや重苦しい感じがするけれど、日常生活に支障がない場合は、からだの柔軟性が低下したことも要因と考えられます。柔軟性が高まるにつれて症状は徐々に改善するので、体操やストレッチがすすめられます。


一方、背中や腰の痛みが内科的な原因から起こることもあります。一般的に、内科的な原因から起こる痛みは、寝ているときなどからだを動かさない安静時にジーンとする重苦しい痛みが感じられます。

原因はさまざまで、心筋梗塞などの循環器の病気、肺の機能低下、肋間神経痛、帯状疱疹などが考えられます。それぞれ循環器内科、呼吸器内科、神経内科・ペインクリニック、皮膚科などが受診先になりますが、何科にかかればよいかわからないときには、まずはいまの整形外科で相談してみましょう。

冷や汗が出るような強い痛み、痛みの範囲が広がる、鋭い痛みで息ができないなどの場合は、早急に内科を受診してください。


整形外科の医師は、内科的な痛みではない見立てをされているものと思われますが、自分の不安な気持ちも含めて話し、適切な治療につなげてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /

関連するキーワード

背中の痛み
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。