Question

腰痛のある高齢者のベッドの選び方

80代の母が、腰に力が入りにくく、腰痛もあるようです。現在、ふとんで寝ているのですが、ベッドに変更しようと考えています。高齢者のベッドの選び方を教えてください。また、介護認定を受けていますが、利用できるようなサービスはありますか?

男性/60代

2023/11/19

Answer

お母様の腰の具合が思わしくないとのこと。確かにふとんよりもベッドのほうが、起き上がるときなどのからだへの負担が軽くなるでしょう。ベッド選びにあたっての一般情報をお伝えします。


電動ベッドには背上げや、ひざ上げの機能があり、操作ができれば、1人で起き上がりや座った姿勢で楽に過ごすことができます。マットは、硬すぎるとからだの骨の突出部位を圧迫してしまい、軟らかすぎるとからだが沈み込んで身動きがとりにくくなります。心地よいと感じる硬さは個人差も大きいので、可能ならお母様に試してもらい、好みに合わせるとよいと思います。

またマットの素材にも様々な種類があります。化繊のものが多く、通気性や耐久性の高いのが特徴です。ウォーターマットやウレタンマットは、からだの圧を分散させる効果があります。素材によってはカバーを交換しながら使うものもあるので、取り替えが可能かを確認しながら選択するといいでしょう。

ベッドの柵は、ご本人と寝具の落下防止の役割をします。柵の長さにも種類があるので、ご本人の動作量に合わせて長さを選ぶといいでしょう。


担当のケアマネジャーや管轄の地域包括支援センターにも、高齢者に適したベッドについて相談してみてください。介護保険で「福祉用具貸与」といって日常生活の自立を助けるための用具を貸与するサービスもあります。このサービスが利用できないか、ベッドの貸与や購入時に自治体などの地域独自のサービスがないかなどもあわせて相談されるとよいでしょう。


なおお母様の、腰に力が入らない、腰痛があるといった現在の症状の程度によっては、整形外科やペインクリニックを受診し、何らかの治療を受けるという選択肢もあるかもしれません。かかりつけ医の意見を聞いてみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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