Question

人間ドックの結果から食生活の見直しと減量をしたい

人間ドックの結果、胃潰瘍、逆流性食道炎の指摘を受け、コレステロール値や肝機能にかかわる数値が基準外でした。そのため、節酒を含めた食生活の見直しと減量をするよう医師から言われました。具体的には何に気をつけたらよいか教えてください。

男性/50代

2023/11/15

Answer

ご相談者の症状を改善するためには医師からの指示どおり、節酒と減量を心がける必要があります。そのためには、飲酒は適量に抑え、食事は1日3食を規則正しくとり、食べすぎに気をつけましょう。


飲酒は、肝機能に影響を及ぼすだけでなく、胃潰瘍の悪化や、胃液が逆流する要因になります。また飲みすぎや食べすぎにより起こる肥満は、コレステロール値や血圧を上げてしまいます。

アルコールの1日の適量は、ビールなら中ビン(500mL)1本、日本酒なら1合、チューハイ(7%)なら350mL缶1本、ワインなら200mL、ウイスキー(ブランデー)ならダブル1杯(60mL)です。適量を守り、できれば週に1~2日は、休肝日を設けるようにするとよいでしょう。


規則正しい食習慣は体内リズムを整え、消化器の働きを高めます。食べすぎると、胃に大きな負担がかかり、肥満につながります。腹八分目を意識することが大切です。食事をバランスよくとるためには毎回、主食、主菜、副菜をそろえることが基本です。肥満の改善には、食事量を見直すことも必要です。

また参考までに、1日の食事量の目安(1日中、座っていることがほとんどで、身体活動量が低い男性の場合)を以下にご紹介します。バランスのよい食事を心がけることで、摂取した栄養素を効率よく利用できるようになります。


●主食(ごはん・パン・麺など):ごはん(中盛り)なら1日に3杯程度。

●主菜(肉・魚・卵・大豆料理など):1日に3皿程度。

●副菜(野菜・きのこ・いも・海藻など):1日に5皿程度。

●牛乳・乳製品:牛乳なら1日にコップ1杯程度。

●果物:みかんなら1日に2個程度、パイナップルだと150g程度。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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