Question

子どもの視力の左右差は弱視の原因に?

小学校2年生の子どもが「学校の黒板の字がぼやける」というので、眼科を受診したところ、視力が右が1.2にもかかわらず、左が0.2しかありませんでした。子どもが眼鏡を嫌がるので、しばらく様子見となりましたが、左右の極端な視力差は弱視につながると聞いて心配しています。やはり眼鏡をかけさせたほうがよいでしょうか?

女性/30代

2023/09/12

Answer

子どもの視力が左右で大きな差があって、弱視にならないかご心配とのこと。まず、視力と弱視について説明します。視力は、生後6カ月ではおよそ0.05、2歳で0.5前後に、6歳ごろに大多数が1.0になり、視力が完成します。6歳までの子どもに、ある程度以上の屈折異常(特に遠視、乱視および左右差)があれば、眼鏡で矯正をして視力の発達を促進します。


学校保健法による視力検査は「1.0」「0.7」「0.3」の3つの指標で行います。それにより、検査結果をA~Dの4段階で評価します。

●A(1.0以上)……学業に支障なし・遠視など屈折異常に注意・眼精疲労等の訴えがあれば受診

●B(0.9~0.7)……学年によっては学業に支障あり・再検査の結果により受診が必要

●C(0.6~0.3)……学業に支障あり・受診が必要

●D(0.2以下)……学業に支障あり・受診が必要


視力の左右差の大多数のものは、生理的なものです。左右差は先天性によるものと、後天性のものがあります。

弱視は、斜視などの機能的な要因のために、小児期における視機能発達が遅れている、または停止した状態です。視機能は生後、外界の映像が目の奥にある網膜に鮮明に捉えられるという経験を通して発達するものです。生後3カ月から3歳頃までの間の外界からの視性刺激に鋭敏な時期に、これが妨げられると弱視が生じます。視覚発達時期は、7~8歳までとされています。


両目の屈折異常(遠視、近視、乱視など)による視力差でも、弱視が生じます。

遠視は、近くでも遠くでもピントが合わない状態です。この場合、眼鏡を使用しないと、はっきりものを見ることができないために視力が成長しにくく、弱視になる可能性が高いです。近視では、遠くは遠視側の目で見て、近くは近視側の目で見るために、弱視にはなりにくいです。ただし、極端に近視が強いと弱視になります。


今の症状や今後について、やはり主治医の先生から納得のいく説明を受けることが大切かと思います。現在考えられる状態や今後の方針について理解できるまで、遠慮なく相談されることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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