便秘、腹痛、めまい。精神的なことが原因？

便秘の原因はたくさんあり、環境の変化やストレス、疲労など、精神的な緊張が高まったことで生じたり、女性は月経周期の影響も受けたりしやすいといわれています。症状が強くなった、痛む場所が変化したなどの場合は、大腸や消化器の病気が隠れていないか、専門の診療科を受診し、診断してもらうことが必要です。

ご相談者におかれては、クリニックを受診されたとのことで、適切な対処をされていることがうかがえます。その際に、便秘に対する相談はされたでしょうか。長引く便秘は、不快感や全身の倦怠感、憂うつ感などをもたらすことがあるため、ご自身でできるケアは何か、症状がつらいときは下剤の内服なども使用可能か、などについて相談してみるのはいかがでしょうか。

通常、処方される下剤は何種類かあり、大腸内の便を軟らかくするものと、大腸を刺激して運動を高めるものなどがあり、症状や生活に合ったものを処方してもらうことが可能です。

ご相談者は、前回受診された際にはなかった症状が生じていることから、再度、同じクリニックへ相談されることをおすすめします。そのうえで、精神的な要素が関連しているか、消化器科以外に受診すべき診療科はあるかもあわせて確認されるとよいでしょう。

また、腹痛とともにめまいを感じるとのこと。めまいの原因もさまざまで、耳や脳、神経の病気によるものもあり、耳鳴りや聞こえにくさ、嘔吐などの症状も一緒に起こる場合は、早急に耳鼻科などの医療機関の受診が必要です。

そのほかに、低血圧や自律神経が関係していることもあり、精神的な要素との関連も否定はできませんが、めまいを感じた場合、まずはからだに原因がないかを確認することが一般的です。