Question

ぎっくり腰は受診すべき?

一昨日、ぎっくり腰と思われる症状に見舞われました。現在、立ち上がったり顔を洗ったりするときや、歩行中に痛みがあります。受診するほうがいいのか、整体やマッサージなどで様子をみていいか、どちらがよいでしょうか? 生活上の留意点も知りたいです。

男性/30代

2023/08/14

Answer

腰痛の原因は、長時間の同じ姿勢、中腰、骨や神経の問題など整形外科的なもののほかに、胆石や膵炎、尿路結石など、内科や泌尿器科の病気が原因になることもあります。

ぎっくり腰はよくみられる病気ですが、腰痛のほかに、下肢のしびれ・痛み、力が入らないなどを伴う場合は、ほかの疾患の可能性もあるため、早めに整形外科を受診することをおすすめします。


相談には「ぎっくり腰と思われる」とありますが、通院できる状態でしたら、やはり一度、整形外科を受診されるといいでしょう。整体やマッサージを受けるのは、診断がついてからにします。ほかの原因の可能性が否定されれば、安心して経過をみていけると思います。まずは近くの整形外科を受診し、検査の必要性や他科受診の必要性に応じて、紹介状をもらうといいでしょう。

腰痛のみの経過が続くなら、以下のような腰痛改善のためのセルフケアを試してみてください。なお、運動の開始時期やマッサージなどについては、主治医に確認のうえ、行ってください。


●適度な運動を続ける

運動不足や筋力の低下は、腰痛を起こしやすくします。筋力を低下させないために、1日1時間程度のウォーキングを行いましょう。腹筋運動も効果的です。ただし、痛みが強いときは安静が必要です。痛みがある程度落ち着いてから行いましょう。

●腰に負担をかける姿勢を避ける

腰への負担が大きくなるのは、同じ姿勢を長く保つこと、中腰、悪い姿勢でいることなどです。猫背や前かがみの姿勢は、肩こりの原因にもなるため、改善しましょう。物を持つときは、ひざを曲げながら、重心をからだに近づけるようにします。からだより離して高く持ち上げると、腰にかかる負担が大きくなります。

●慢性的な痛みがあるときは温める

40℃くらいのぬるめの湯にゆっくりとつかり、血流を促し、疲れのもとになる老廃物などを汗とともに流しましょう。腰を優しくマッサージするのもいいでしょう。入浴剤などを使ってリラックスするのも効果的です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

腰痛
整形外科

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。