Question

血液検査の結果から肝臓がんの可能性は?

健診で肝臓に異常な陰影があると指摘され、血液検査を受けました。その結果、肝臓がんの指標となる腫瘍マーカーのPIVKA-Ⅱの数値が基準値を超えていて、後日、MRI検査を受ける予定です。また、別の腫瘍マーカーのAFPの数値は基準内でした。これらの結果から、肝臓がんの可能性についてわかるのでしょうか?

男性/50代

2023/08/13

Answer

健康診断で肝臓の異常を指摘され、その後の血液検査で、肝臓がんの腫瘍マーカーであるPIVKA-Ⅱの値が高く、肝臓がんの疑いを指摘されたが、がんの可能性はどの程度あるかという相談について回答します。


PIVKA-Ⅱは、肝細胞がんの診断補助と、ビタミンK欠乏の診断を目的に行われます。基準値は40mAU/mL以下です。

また、AFP(アルファ・フェトプロテイン)は、肝細胞がんのマーカーとして、肝細胞がんの補助診断、治療効果判定および再発の指標として用いられます。基準値は10ng/mL以下です。AFPは独立して変動するので、PIVKA-Ⅱと組み合わせることで診断感度が上昇するといわれています。


PIVKA-Ⅱが基準値を超えていても、がんではないほかの病気の可能性もあり、一般的にはさまざまな検査項目と組み合わせて診断されます。診断がつくまでは不安かと思いますが、やはりMRI検査の結果待ちになるかと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

肝臓がん
がん検診
血液検査

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。