Question

腰痛のために前かがみの姿勢がつらい

半年ほど前から腰を動かすと痛みが走り、洗顔時などの前傾の姿勢がつらくなってきました。安静時は痛みが緩和されますが、仕事上あまり休めないため、受診を検討しています。また、自分でできる対策などがあれば教えてください。

女性/40代

2023/07/18

Answer

腰痛の原因は、長時間の同じ姿勢、腰を半分かがめた中腰姿勢、運動不足、骨や神経の問題などさまざまです。なかでも、いつも同じ側でバッグを持つなどの癖や姿勢によって生じるからだのゆがみ、運動不足によるケースが多く、脊柱やその周囲の筋肉、腱に由来する場合は整形外科の診療範囲となります。


内科、泌尿器科、婦人科系の疾患によって腰痛が起こることもありますが、時間の経過とともに回復しない、もしくは悪化がみられる場合には通常、整形外科の受診がすすめられます。お近くの整形外科の受診をご検討ください。もし、そこでMRIなどの詳しい検査が必要と診断された場合は、大きな病院の紹介状をもらえると思います。

受診の際は、医師に「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの頻度で、どのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くする、または悪くする因子があるか」「主症状に伴う別の症状があるか」など具体的に伝えるとよいでしょう。


以下に、腰痛改善のためのセルフケアをご紹介します。事前に医師に相談したうえで、少しずつ取り組んでみましょう。


●適度な運動を習慣化し、筋力の低下を防ぐ……運動不足の蓄積が筋力の低下や腰痛を誘発するため、1日1時間程度の歩行や腹筋運動をするとよい。腹筋を鍛える際には腰に負担がかからないよう、足をまっすぐ伸ばさずに椅子にのせたり、足を立てた状態でゆっくりと行う

●癖や習慣を見直し、正しい姿勢を意識する……長時間の同じ姿勢や中腰姿勢は腰の負担になるため避ける。猫背、前かがみの無理な姿勢は腰痛や肩こりの原因になるため、日常での姿勢に気をつける

●入浴でからだを温め、患部の血流を改善する……慢性的な腰痛の緩和には入浴が効果的。40℃くらいのぬるめの湯にゆっくりとつかって血行を促し、マッサージで老廃物を流すとよい。なお、冷えは血流の悪化を招き、腰痛や肩こりを誘発するため、夏場の冷房にも注意が必要

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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