尿酸高値で経過観察。今後どう対処すればよい?
健康診断にて尿酸値が基準より高く、経過観察と判定されました。これはどのように受け止めたらよいでしょうか? 生活面ではどのようなことに気をつけたらよいですか?
男性/40代
2023/05/26
尿酸は尿酸値が7mg/dL以上になると血液中に溶けにくくなり、尿酸値が9mg/dLを超えると痛風発作(関節炎)や尿路結石を発症したり、腎臓に問題が起こる可能性が高くなり、治療が必要となります。気になるようでしたら、早めの受診が安心でしょう。
尿酸値の改善には、生活習慣の改善が直結します。以下に、尿酸値が高い場合の生活改善のポイントをお伝えします。
①体内の尿酸のうち、食品のプリン体が分解されてできるものは約20%で、残りの約80%は体内の代謝によるものです。プリン体の多い食品を減らすことも必要ですが、第一のポイントは総エネルギー量を抑えることです。尿酸は尿が酸性に傾くと溶けにくい性質があるため、尿をアルカリ化しやすい野菜や海藻類などを多くとることをおすすめします。また、牛乳は尿をアルカリ化しやすい食品であり、1日約200mLが適量です。
②アルコールは体内の尿酸を増やします。このため一般的に、1日当たりの適正飲酒量は、ウイスキーならダブル1杯、焼酎なら120mL程度といわれています。休肝日は、週2日以上が理想です。
③水分が不足すると、血液が濃くなり尿酸値も高くなります。尿量を増やすと体内の尿酸が体外へ排出されやすくなるので、1日2Lを目安に水分を補給します。
④歩く、水泳などの有酸素運動が効果的です。1回20分以上の運動を週3回以上行います。瞬発力を要するような運動や筋肉強化運動は、尿酸値が高くなることがあります。
⑤ストレス解消法をみつけ、リラックスする時間をつくりましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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