仕事でケアレスミスが増加。若年性認知症ではと不安
これまで20年以上、事務の仕事をしてきましたが、最近これまでになかったような事務処理のミスを連発しています。自身の確認不足が根本的な原因とはいえ、ここまで多くなると、年齢的に認知症が進んでいるのかも……と不安です。受診する前にチェックできる方法などはありますか?
女性/50代
2023/02/22
仕事上で起きたミスで、認知症の心配があるので、受診が必要なのかを事前に自己チェックできる情報を知りたいとのこと。
認知症は、一般的に高齢者に多い病気ですが、18~64歳までに発症した認知症を若年性認知症と呼びます。認知症を心配して医師の診察を受けるタイミングは、物忘れが多くなり、仕事や家事の効率が悪くなった、元気や意欲がなくなった、付き合いの幅が狭くなった、趣味から遠ざかるようになった、普段と違う事柄に対する反応が変化したなど、何だかおかしいと周囲や本人が感じたときがよいと思われます。
認知症をスクリーニングするための評価尺度として、診療では「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」や「ミニメンタルステート検査」が一般的に用いられています。自己チェックできる情報としては、公益財団法人認知症予防財団のサイトなどで、簡単な予測診断法などが紹介されているので、ご参考にしていただければと思います。
また、記憶や集中などの精神の活動は、疲れや睡眠のとり方が関与していることが多くみられます。 生活のパターンが変化していないか、睡眠時間が少なくなっていないか、疲れがたまっていないか、休息の時間が足りているかどうかを点検してみる必要もあります。
そのほか、内服薬の影響がある場合、飲酒が影響を与えている場合、脳血管系に問題がある場合などの可能性もあるので、症状が続く場合は早めにかかりつけ医や、脳神経外科などを受診なさるようおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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