7カ月の乳児にかぜの症状。病院にかかる目安は？

7カ月の娘さんが、昨夜からせきの症状がみられ、鼻水やくしゃみ、嘔吐もあり、ミルクを飲む量もやや少な目のようですね。お子さんの機嫌は悪くないとのことですが、今の様子はいかがでしょうか。午後の１回の嘔吐以降、嘔吐はありませんか。嘔吐を2回、3回と繰り返すときは、小児科を受診したほうがよいでしょう。

嘔吐はその後なくても、発熱、下痢、不機嫌などの症状が現れたら、同じく受診がすすめられます。

せきについては、声がかすれる、犬の遠吠えや「ケーンケーン」のような音でせき込む、ゼイゼイ、ヒューヒュー音がする、38℃以上の発熱、息苦しそうな様子で眠れない、ぐったりしている、母乳・ミルクを飲まない、口の周りや唇が青紫色になる、といった症状があれば速やかな小児科の受診をおすすめします。

かぜを引いたときの対処は、症状にもよりますが、せき症状は部屋を加湿し（約50～60％）、せきが出て苦しいときは上体を起こし、座らせるか縦抱きにします。

吐き気の強いときは、胃腸を休めるために固形物を与えるのは控えます。嘔吐後は飲食をせず、30分～1時間は様子をみます。嘔吐の間隔が空いたら、湯冷ましなどを一口から与え、5分ほど様子をみて、嘔吐しなければ2口に増やして、順次量を増やします。鼻水に対しては、出たら拭いてあげる、加湿する、家庭で鼻水を吸う器具があれば吸ってあげてください。

離乳食は、嘔吐後は避けるほうが無難でしょう。体調不良時は、無理して離乳食をあげなくてもよいと思います。入浴は、発熱していなければ、皮膚の清潔のため時間を短めにして入浴しましょう。