就業中にいびきをかいて眠ってしまう

業務中にいつの間にか眠ってしまい、いびきをかいていることを指摘されているとのこと。いびきは、眠っている間に発する呼吸雑音のことです。睡眠中は、空気の通り道である気道の筋肉が緩んだ状態になるために気道が狭くなり、のどが振動して音が出ます。これがいびきです。

いびきは、鼻やのどの病気、脳血管障害などが原因で起こることがありますが、生活習慣や生活環境が関係していることもあります。飲酒や過労などは、のどを支えている筋肉を緩めるので、のどが狭くなる原因になります。深酒をしたり、多忙で睡眠時間が少ない人は、よりいびきが出やすいので注意が必要です。

ご相談者の場合、平日の業務中に起こっている症状とのこと。いびきや起床されてからの症状や高血圧から、睡眠に問題が生じている可能性が考えられます。夜間睡眠時間を確保しているにもかかわらず昼間の眠気が強い場合は、睡眠外来など専門の医師に一度相談してみましょう。また器質的要因がないか、いびきの症状を多く診ている耳鼻咽喉科で相談してみることもおすすめします。