Question

生活に支障をきたすほど目が開けづらい

目を開けづらい症状が悪化し、今ではほぼ半日は閉じたままの生活を余儀なくされています。当初は乾燥・充血のため眼科を受診したものの、まぶしさが改善されないことから医師の指示により神経内科へ。しかし治療の効果がないばかりか、目が開かない時間が増えるのみ。現在は再び眼科にかかりドライアイと診断されましたが、点眼治療を続けてもよくなりません。いったい、どんな治療をすれば治るのでしょうか?

男性/40代

2022/12/21

Answer

まぶたは、目の周りにある筋肉の収縮によって開閉をくり返しています。この筋肉のコントロールがうまくいかなくなると、目の開閉に支障が出たり、視界が遮られ「まぶしい」「目が乾く」「目を開けるのがつらい」「自然に目が閉じてしまう」といった症状が現れます。

こうしたまぶたの病気が疑われる場合、神経内科での診察・治療が適切です。ただし、まぶたの病気はドライアイの症状と重なることが多く、診断が難しいのも事実です。このため、まずは神経内科の主治医にドライアイの治療を始めたことを伝えたうえで、現在使っている薬の名称、眼科での検査結果、症状が改善しないことを継続して相談するのがよいと思います。また、ドライアイの治療も根気よく続ける必要があります。


2つの診療科にかかる場合、同じ総合病院の神経内科と眼科で相談ができると治療の連携がしやすいと思います。もし別の医療機関にかかっている場合は、次回の受診時に神経内科と眼科で連携して治療を行うことが可能かどうか相談するとよいでしょう。そのうえで、気になることは都度、双方の主治医に確認していきましょう。


一般的なドライアイのセルフケアは以下の通りです。

●パソコン作業や読書時は、1カ所を凝視せず意識的に瞬きをする

●目の疲れを感じたら、目を閉じたり遠くを見るなどして目の筋肉を緩める

●強い風が直接目に当たらないようにする。メガネやサングラスなども効果がある

●マスクを着用する。自分の吐く息の湿気が目の下に当たるため、目の乾燥を防げる

●エアコンの使用を工夫する。肌の乾燥を感じるときには目の表面も乾いているため、加湿器やぬれタオルなどを使用し、保湿を心がける

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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