Question

足にしびれと痛みで検査。糖尿病と関係あり?

夫が、足のしびれと痛みを感じて血液検査を行い、結果はHbA1cが8.6でした。糖尿病の疑いがあり、近々内科を受診しますが、入院をすすめられる可能はありますか? また、日常生活で特に気をつけたいこと、食事のとり方、足が痛み出したときに和らげる方法などについても教えてください。

女性/40代

2022/12/09

Answer

ご主人が足のしびれと痛みで受診し、検査の結果、HbA1cが8.6だったのですね。近日中に内科受診の予定があるとのこと。突然の検査結果に戸惑われていることとお察しします。


糖尿病には種類があり、種類に応じて治療を行います。多くの方が対象になる生活習慣が原因の2型糖尿病の治療には、血糖のコントロールを目標に、食事療法、運動療法、薬物療法が基本の治療となります。これらの治療を行うに当たっては、必ず入院が必要というわけではありません。しかし、1日の血糖変動の検査、個別性に応じての食事療法と運動療法の指導を受けたり、実際に提供される入院食をとりながら食事量を把握したりするなど、入院で効率よく指導を受けられるようなプログラムを立てている医療機関が多いです。


糖尿病の食事療法に関しては、食べてはいけないもの、食べたほうがいいものは、特にありません。適切なエネルギー量で、バランスのとれた食事を規則正しくとることが大切です。ご本人の適切なエネルギー量は、標準体重と、1日の活動量(仕事や運動習慣を参考にする)から算出されるので、受診先の医師の指示に従うといいでしょう。

日常生活では、こまめにからだを動かすことも大切です。具体的な運動量に関しても、検査データや治療内容を踏まえて、主治医に意見をもらうとよいでしょう。


足のしびれと痛みの対処方法についてですが、原因によって対処方法は変わります。糖尿病の合併症である神経障害であれば、血糖のコントロールによって症状を抑制できるといわれています。また、神経障害の現れ方によっては、薬で治療することもあるので、内科の医師に症状を詳しく伝えるといいでしょう。

「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えるといいでしょう。


糖尿病治療は、すぐに成果が出るわけではありません。時間がかかることが多く、ご本人の根気が必要です。家族の協力や支えが治療の手助けになるので、一緒に指導に参加したり、ご主人が受けた指導をご本人から確認するのもいいですね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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