蓄膿で吐き気があり、薬を服用しても改善しない

中学生の息子が1カ月前から吐き気があります。のどに違和感があり、耳鼻科で内視鏡検査を受けたところ、蓄膿により、鼻水がのどに流れてのどを刺激し、吐き気が出ているらしいとのこと。しかし、薬を服用しても改善しません。消化器内科でも診てもらい、胃酸を抑える薬をもらいましたが改善しません。嘔吐も数回あります。本人によると、吐き気は胃からこみ上げてくるのではなく、のどの違和感から吐き気につながるようです。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
お子さんが、1カ月前からのどの違和感で吐き気が起こり、耳鼻科や消化器内科の治療を受けても改善せず、行き詰っているのですね。思春期というからだも心も不安定な時期に、1カ月も症状が続いている息子さんの負担感もさることながら、親御さんもさぞ心配なこととお察しします。
一般的に、蓄膿(副鼻腔炎)は、ドロッとした鼻汁がのどの奥に流れていくため、不快感や違和感を伴うことがあります。蓄膿の状態によって治療期間が違い、慢性化しているときには、抗菌薬を通常の半分の量で長期間服用したり、定期的に受診をして吸入をする治療を行います。
治療状況は質問内容からはわかりませんが、蓄膿の薬を内服しても不快な症状が改善していないときには、必要に応じ、薬の追加や変更、検査等が行われます。また、消化器内科で処方された胃酸を抑える薬を内服しても、嘔吐するほどの吐き気が続いているのですね。これも、内服して症状がどのように改善されているのかを確認しながら、必要に応じて検査等を行い、診断をつけていくことがあります。
臓器別に専門の違う医師に同時に受診をしているときには、今後の治療について戸惑うことがよく起こります。各科の医師の説明を伝えながら、今後どのように治療を受けたほうがよいのか、総合的に診察を受けたほうがよいのか、何科に受診をすればよいのか等を確認するとよいでしょう。
受診の際には「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えると、医師は状況が理解しやすくなります。


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