右足親指が腫れて爪が小さくなる原因は?
右足親指の第一関節の上部辺りが赤紫に腫れ、発症前より爪が小さく後方に埋まっている感じで、靴が履けず歩行に支障が出ています。大きな病院の皮膚科と整形外科で検査をしたところ、骨に炎症があるようで細菌は特定できたとの診断です。発症から6種類の抗生物質を処方され、約3カ月間投与が続いています。そこで次の点について教えてください。
●慢性的な爪囲炎のようですが、長期化することもあるか
●抗生物質が見つかるまで、何種類も長期間投与を続けてよいか(耐性菌など)
●今後どのような治療を行う可能性があるか
●爪が小さくなっている原因は何か
女性/40代
2022/11/27
右足親指の症状についての相談ですね。検査にて細菌の特定はできたものの、薬の投与が約3カ月も続いているご様子。治療が長期化し、からだの苦痛はもちろんのこと、さまざまな負担を感じていることと思います。
爪囲炎は、細菌やカンジダの感染により、爪周囲に発赤や腫脹がみられる皮膚疾患です。
急性と慢性の具体的な日数の表記はなかったものの、慢性爪囲炎では、爪周囲の皮膚に湿疹があったり、水仕事に従事している方の場合、爪上皮(甘皮)が消失しやすく、爪と皮膚との間に感染しやすく慢性化することがあるようです。治療は、原因菌を特定し、抗菌薬あるいは抗真菌薬を使用します。
心配されているように、抗生物質の使用には常に耐性菌の懸念があります。しかし、病気や症状によっては、抗生物質の種類を変更したり追加したりすることもよくあります。抗生物質の変更の際の使用期間、種類などの限度について調べてみましたが、注意する期間や種類の数などの目安を見つけることができませんでした。
ご相談者の病状は「骨に炎症がある模様」で、現在は整形外科にかかっているとのことですね。医師は検査結果と症状をどのようにとらえているのか、爪囲炎と同様にとらえられるのか、今後の治療方針(耐性菌の懸念も含めて)、爪が小さくなっている症状についての見解など、疑問に思うことを主治医へ質問してみてはいかがでしょうか。診察をして検査結果を把握しているのは主治医なので、ご自身に合わせた見解が聞けることと思います。疑問に思っていることをそのままにしておくと、次の疑問が出てきてしまうので、その都度確認しておくとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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