腕が痛む。五十肩の治療法について
前にも同じ状態になったことがあるのですが、数日前から肩を上げたり後ろに動かしたりするときに左だけ痛みや違和感があり、五十肩を疑っています。五十肩が起こる原因や治療法などについて教えていただきたいです。
男性/40代
2022/11/16
肩に痛みがあり、以前にも症状でお悩みだったとのこと。一般的に、肩に痛みが起こる原因として、五十肩(肩関節周囲炎)や、胸郭出口症候群、石灰性腱炎などよく似た症状が出るものがあります。
ご相談者が懸念される五十肩は、50歳前後に起こりやすい肩の痛みと、関節可動域の制限が典型的な症状です。痛みは肩から腕にかけて感じることが多く、腕を上げようとするときや、衣服を着替える際に痛みます。五十肩のはっきりした原因は不明ですが、加齢に伴い、骨や靭帯、腱、軟骨などの組織が老化し、使いすぎなどをきっかけに起こる肩関節周囲の炎症と考えられています。
経過としては、炎症が治まるにつれ、徐々に痛みは軽くなりますが、腱とその周囲が炎症の名残りで癒着を起こし、関節の動きが悪くなります。自然に軽快することもありますが、動きが悪いまま放っておくと、日常生活に影響が出てくることもあるようです。
一般的な治療は、痛みが強い急性期は、安静を保ち、消炎鎮痛剤の内服、注射などによる痛みの緩和を行います。急性期を過ぎると、温熱療法や運動療法などのリハビリを行います。
肩の痛みが起こってから数日経っても痛みが軽くならないとき、あるいは夜も眠れないほどの強い痛みがあるときは、お近くの整形外科へ相談されることをおすすめします。単なる腱の炎症なのか、特殊なタイプの石灰性腱炎なのか、骨の変形はないか、などを判断してもらいます。また、その際は「いつから」「どんなふうに」「どのような状況で痛いか」などをお伝えいただくとよいかと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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