Question

人材育成に追われるうちに実務ができない状態に

数年前に管理職となり、部下の育成に力を入れてきました。少し前に部長から大きなプロジェクトを任されたのですが、しばらく人材を育てることに力を注いできたので、現在の自分にはこなせる仕事ではありません。カウンセリングに通っているのですが「勉強してできるところまでやってみましょう」と言われました。しかし、任された仕事については、いまさら人に聞くこともできません。部下が次々と成長していくなか、自分だけがぽつんと取り残されたような焦りと孤独に襲われています。上司にも相談できず、退職や異動も考えています。

女性/40代

2022/10/20

Answer

上司に相談しづらいお気持ち、とてもよく理解できます。しかしながら、これ以上、ご相談者がつらい状況におかれないためにも、やはり今のお困りの状況を上司にきちんと相談されたほうがよいと思います。ご相談者が会社を辞めたいと思うほどまで追いつめられており、異動したい気持ちなども含め、一度上司にご相談をおすすめします。


カウンセリングの際にお聞きになったように、まずはご自身でできるところまでやってみて、そのうえでわからないところを人に聞くのがよいと思います。「いまさら人に聞くこともできない」とありましたが、誰しもできないこと、わからないことはあるものです。おそらく他人にどう思われるのかが気になり、聞くことに不安を感じていらっしゃるのだと思いますが、一度、勇気を出して行動してみませんか。聞いたそのときは相手の反応も気になるかもしれませんが、聞くことで理解が進み、できるようになることもきっと多いはずです。


また、カウンセリングの中では、ご相談者の心の内を正直に伝えてよいと思います。具体的な対処方法を考えていくことももちろん大切ですが、ご自身の感じていることをカウンセラーに伝えることも、カウンセリングでは大切なプロセスです。「どういった気持ちがあり、いまさら聞くことに不安を感じるのか」ということなどを話してみてもよいかもしれません。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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