Question

間質性肺炎との診断。専門医へのかかり方は?

息苦しさを感じたため、近所の医療機関を受診したところ間質性肺炎との診断を受けました。現在、ステロイドの薬を飲み始めて2週間経過し、次の受診は1カ月後の予定です。できれば、早い段階で専門医の診察を受けたいのですが、その際、現在の主治医に対してどのように相談すればいいでしょうか?

男性/50代

2023/06/02

Answer

間質性肺炎は、ガス交換をする肺胞の壁などの間質に炎症が広がり、肺の機能が低下する病気です。炎症が修復する過程で、組織が線維化するさまざまな病気をまとめて総称として間質性肺炎と呼んでおり、炎症にとどまり経過がよい病状から、線維化が進むものまであります。

膠原病などの原疾患に伴う間質性肺炎でなければ、診断や治療は、呼吸器専門医のもとで行われると安心でしょう。


通常は慢性に経過する病気のため、医師の専門性も大切ですが、通いやすい医療機関を選ぶことも重要です。病気の特性を考えた場合、間質性肺炎の診断・治療は、呼吸器専門医であることが必須です。遠方のより詳しい専門医のもとで治療するかは、現在の主治医と相談・検討したほうが療養上よい場合もあります。

紹介状が必要な専門性の高い医療機関を受診する場合は、現在の主治医に紹介状の用意と病院の予約など相談したうえで受診ください。セカンドオピニオン外来があるところがおすすめです。


患者さんにとっては医師との関係は大切なので、現在の主治医にどう相談すればいいか気になられるのも無理のないことです。主治医が呼吸器専門医ではない場合「難しい病気だと聞いたので、呼吸器に詳しい医師に相談したい」と希望を伝えてはいかがでしょうか。

今後も別の件で受診することや、経過がよければ現在の主治医のもとで療養管理することも考えられます。転院を希望する理由を伝えたうえで紹介状の用意、病院予約などの手順を踏むとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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