Question

健診で胃の隆起性病変が見つかり経過観察に……

健康診断のバリウム検査で今回初めて、胃の中部と角部に隆起性病変が見つかり「特に症状がなければ、次回の健診まで経過観察」となりました。自覚症状はありませんが、まれに悪性の場合もあるようで、次の健診まで放置してよいのか、気になります。どんな状態だと経過観察になるのでしょう? 年齢で判断されることもあるのでしょうか?

女性/40代

2022/10/02

Answer

胃部検査で、今回初めて胃体中部と角部に隆起性病変があるとの結果が出たのですね。結果報告書では「症状がなければ、次回まで経過観察」とのコメントでしたが、今後の対処について不安に思われるお気持ち、お察しします。


まず、胃隆起性病変とは、胃粘膜の内腔に隆起した病変で、胃ポリープなどの良性病変と、胃がんや胃肉腫、悪性リンパ腫、消化管間質腫瘍などの悪性病変があります。また、この中間に属する胃腺腫という病変もあります。


このように、胃隆起性病変といっても、さまざまな分類があるため、確定診断には胃の内視鏡による精密検査が必要になります。バリウムを飲むX線検査では、胃の内壁の表面の凹凸、胃の全体像や病変の大きさ、広がりがわかりやすく、胃の外側の臓器との関連など、内視鏡より優れた点もありますが、小さな病変や、それが悪性か良性かの判断はつきません。

一方、胃の内視鏡検査では、粘膜の表面を直接観察するので、色や出血の有無も確認でき、表面が平坦な病変も見つけられます。また、がんの可能性が疑われる病変があった場合、すぐに組織の一部を採取し生検を行い、悪性か良性かを鑑別できるメリットがあります。


通常、胃隆起性病変が認められた場合、内視鏡検査がすすめられます。しかし、その大きさや形、胃の全体像や健康診断で同時に行われた血液検査等の所見から総合的に判断し、特に症状がなければ次回まで経過観察可能なものとなった可能性があります。


また、胃粘膜下腫瘍は50~60代、胃がんは70歳以降が好発年齢となっていますが、どの年代でも発症するリスクはゼロではないため、年齢だけで経過観察と判断されたとは考えにくいかと思います。ただ、心配であれば、いま一度検査した医療機関に確認していただくと、安心につながるかと考えます。このことから、次回、健康診断を受け、その経過をみていただくことと、気になる症状を自覚された際や心配がある場合は、消化器内科の受診を検討されることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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