Question

正しい血圧の測り方は?

健康診断で高血圧症が疑われ、近くの循環器内科を受診しました。結果は、145㎜Hg/95㎜Hgで、境界型高血圧症と診断され、経過観察となりました。今回の血圧測定で病院で測った数値と家で自分が測った数値では10㎜Hg程度の開きがあることに気づきました。血圧計の問題かと思い、自宅の血圧計を受診の際に持参して測ってみましたが、やはり同様に数値が異なります。しかし自宅で妻に測ってもらったところ、病院と同じくらいの数値でした。どちらの血圧値を重視すればいいのでしょうか?

男性/60代

2022/09/28

Answer

血圧は日々変動し、1日のなかでも測る時間によって異なります。また、病院で測ると必ず高くなる「白衣高血圧」や、逆に病院で測ると必ず低くなる「仮面高血圧」などがあります。そのため、自分の血圧やそのパターンを知るためには、毎日同じ条件で、継続して測り続ける必要があります。


以下、日本高血圧学会が推奨する血圧の測り方を紹介します。

●家庭用血圧計にはさまざまなタイプがあるが、上腕血圧計を選ぶ

●朝と晩に測定する

 ・朝=起床後1時間以内、朝食前、服薬前

 ・晩=就寝前

●トイレを済ませ、椅子に座って1~2分経って落ち着いてから測定する

●1機会につき2回測って平均をとる

●高血圧症と診断されている場合は、測定結果をメモして受診の際に主治医に見せる


最初は面倒に感じるかもしれませんが、ぜひ測定を続けて、境界型高血圧の改善に役立ててください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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高血圧症
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